専門・認定看護師の活動

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慢性疾患看護専門看護師・糖尿病看護認定看護師

慢性疾患を持つ人たちが、病気を持ちながらその人らしく生活できるよう、セルフケア支援をしていきたいと考えています。特に、糖尿病看護を専門とし、専門的知識や技術を活かしたケアの実践、スタッフ教育、相談、調整などの役割を担っています。その中で、糖尿病内科、腎臓内科の患者さまに対し『看護外来』を担当し、インスリンの説明や生活指導、フットケア、透析導入までのサポートなどを行なっています。また、院内の患者さまだけでなく、地域の方々の健康増進のため、公開講座や糖尿病講座なども行なっています。

感染管理認定看護師

2012年4月より、医療安全管理部門、ICT(Infection Control Team )の専従看護師として活動しています。「笑顔あふれる東急病院」の具体的な姿として、「患者さまが安全に医療を受けられる環境を提供する」ことが目的です。院内の職員全員が効果的な感染対策を行なうことで感染のリスクを最小にします。具体的にはサーベイランス、院内ラウンド、感染管理教育、マニュアルの改訂や周知等を通じ感染管理にかかわる実践、指導、相談の3つの役割を果たしています。ICT メンバーやリンクナースをはじめとした多くの仲間とともに笑顔と円滑なチーム活動を心がけています。

皮膚・排泄ケア認定看護師

創傷・ストーマ・失禁の3領域で専門的看護を提供します。予防的ケアから創傷・失禁がある場合の管理方法の指導や、ストーマに関しては入院中のケアと、退院後はストーマ外来で、患者さまが不安なく自宅での生活が送れるよう、生活に合わせた指導やケアを行なっています。また、地域の訪問看護ステーションなどとも連携をとりながら継続看護の実践を行なっています。

緩和ケア認定看護師

現在、内科外科の混合病棟に勤務しながら、コンサルテーション活動を通して、病棟スタッフとともに患者さまとそのご家族の様々な苦痛を最小限にし、希望を支えられるケアができるように日々奮闘しています。まだまだ経験が多くはありませんが、これまで出逢った患者さまやご家族から教えていただいたことを大切にしながら、患者さまとご家族に残された時間を温かく穏やかな気持ちで過ごしていただけるようにできる限り支援し、またそのような支援ができる看護師の育成に関わっていきたいと思っています。
現在は、入院している患者さまのケアが中心ですが、今後は診断時からのサポートを目標に、外来でのがん相談などができればと考えています。

認知症看護認定看護師

認知症看護認定看護師としての活動は、院内勉強会を通してスタッフへの認知症に対する知識の普及や院内のコンサルテーションを受け、行動心理症状の緩和や予防など、スタッフと一緒に問題点を共有し、自分たちにできることは何かを考えています。また、私自身が病棟に所属していることもあり、実践モデルとして日々の認知症看護をスタッフへ伝えています。
私が認知症を抱える患者さんを看護する上で大切にしていることは、認知症という病気を抱えながら生活している“その人”に焦点を当てることです。その人がどう生きてきたか、どのような人に支えられ、どのようなところで生活してきたかを知り、馴染んできた生活を続けていけるように支援することを心がけています。

看護部地域活動

入院患者の8割が在宅に帰ること、ならびに外来患者の9割が近隣住民であるという病院の特徴から地域の看護職の方々との連携は必須条件となっています。患者さまとそのご家族が安心して、家で生活できるように医療スタッフ(医師・ソーシャルワーカー・看護師・OT・PT・薬剤師など)とご家族・ケアマネージャー・訪問看護師が合同カンファレンスを開催、方針の決定を行なっています。 どのような状況・場合でも患者さまを中心に多職種が手を組み協働しています。